分譲地についてどれだけ知っている?これから家を建てる人に基本的な知識を紹介します!

このサイトでは分譲地を購入してマイホームを建築することを検討している方に、活用できる知識の色々を御紹介しています。
理想の我が家を実現する上で大切なのは、底地の所在する区画です。
道路との位置関係いかんでは、入居後の自動車の出し入れに難渋することも想定されます。
マイカーが傷だらけの生活は誰もが避けたいはずです。
また底地の形状もしっかり確認しなければなりません。
いわゆる三角地などでは間取りや生活動線などに大きな制限を受けることも想定されるからです。

目次
  1. 分譲地についてどれだけ知っている?これから家を建てる人に基本的な知識を紹介します!
    1. そもそも分譲地って何?普通の宅地とどう違うの?
    2. 土地探しを検討するなら必見!分譲地にはこんなにメリットや魅力がある!
    3. 分譲地のデメリットも事前に知っておけば安心!自分のニーズや条件に合った土地を選ぼう!
    4. 注文住宅を建てるなら宅地と分譲地どっちを選ぶべき?
    5. 理想の分譲地を選びたい!まず自分たちが住まいに求める優先順位を整理しておこう!(2023/2/1)
    6. 不動産サイト?折込チラシ?分譲地の情報収集の方法や確認ポイントを紹介!(2023/2/1)
    7. やっぱり自分の目で直接確かめるのがベスト!分譲地の現地でチェックすべきポイントとは?(2023/2/1)
    8. 交通の利便性は?学校や病院はある?最適な分譲地を選ぶなら周辺環境もしっかり調べよう!(2023/2/1)
    9. 地元の不動産屋?工務店?それとも住宅メーカー?分譲地探しの相談にふさわしい業者とは?(2023/2/1)
    10. 分譲地の販売業者を調べる方法とそれぞれの特徴(2023/12/1)
    11. 分譲地の販売業者探しで活用したい方法とは(2023/12/1)
    12. 各種タイプがある分譲地選びは自分に合っているか否かで判断(2023/12/1)
    13. 分譲地の中には建築条件付きの物件もあるので注意(2023/12/1)
    14. 分譲地を売却するときの注意点をお話します(2023/12/1)

分譲地についてどれだけ知っている?これから家を建てる人に基本的な知識を紹介します!

分譲地を購入してからマイホームの建設を検討している方にとって底地選びも非常に重要なファクターです。
周辺の道路事情や商業施設や公共機関までの距離、交通アクセスの状況など確認するべき要素は色々あります。
これらの条件は誰もが分譲地選びで検討するものですが、それ以外にも要確認の知識は色々あります。
都市計画法の適用を受ける地域では、用途地区を確認するのは必須です。
用途区域のないようによっては建築できる住宅の間取りや大きさなどに制限を受ける可能性があるからです。

そもそも分譲地って何?普通の宅地とどう違うの?

住宅建築用の土地として、宅地と呼ばれるところと分譲地と呼ばれるところがあります。
大きな買い物になることを考えれば、どこに違いがあるのかは気になるところです。
住宅用の土地は基本的に全て宅地になりますが、分譲地と呼ぶことが出来る条件が揃っている場合は、分譲地という言葉を使うのが一般的です。
結果的に、その条件を満たしているかどうかによって言葉が使い分けられています。
条件とは、厳格な定義に基づいているわけではありませんが、通常は住宅開発会社によって大きな土地を一戸建て住宅建築用に区割りした土地であることです。
そのような条件を満たしている場合に分譲地と呼ばれることになるので、同じような条件の土地が周囲に多く見られるのが特徴です。
更に住宅建築を目的として分譲されるので、それに適した環境を整えていることも魅力です。
水道や電気などの住宅を建てた場合に必要になる設備に関しては、既に整っている状態で販売されるので安心して購入出来る住宅用地です。

土地探しを検討するなら必見!分譲地にはこんなにメリットや魅力がある!

マイホームを建てるための土地探しをする場合、大きくは分譲地とそれ以外に分けて物件を検討することなります。
なかでも分譲地の場合には、他にはないさまざまなメリットや魅力がありますので、少なくとも一度は検討の土俵に上げてみても損はないはずです。
分譲地はデベロッパーが大きな土地をあらかじめ整地して適当な面積に分割したものですので、一から開発するよりもコストがかかりません。
それだけではなく、最初から舗装された道路や上下水道などの生活インフラが整っていることも大きなメリットといえるでしょう。
加えて分譲地全体として一定のコンセプトにもとづき開発されているのがふつうですので、景観的な意味でも統一感があり質の高さがきわだっていることも魅力です。
ほかにも既存の集落とは異なり、すべての人が他からの移住者となりますので、新住民として抱きがちなしきたりの窮屈さや人間関係のわずらわしさとも無縁であることもポイントといえます。

分譲地のデメリットも事前に知っておけば安心!自分のニーズや条件に合った土地を選ぼう!

分譲地は大きな土地に複数の似たような住居を建築することによって、コストパフォーマンスを浴する方法として知られていますがデメリットが無いわけではありません。
たとえば周りの市場価値と比べてかなり安い分譲地がある場合があることがありますが、詳しく見てみると建物の購入費だけの場合で土地代は購入前の所有者のものといった条件が付与されている場合です。
ようは土地代は借りるための費用として、上屋だけ購入するという取り決めがされているため安いのです。
もちろん住み続けることは可能ですが簡単に売却ができないという点が欠点といえるでしょう。
ほかにも土地を分けた際に使いにくい間取りという者が端数のような形で残る場合があり、この場合も他の住宅と比べて安めに設定されています。
道路際にあったり、通路を通らないと家にたどり着けないケースも存在している場合などです。
一方で住みやすさに満足すれば安く購入できるという、メリットがあることは言うまでもありません。

注文住宅を建てるなら宅地と分譲地どっちを選ぶべき?

注文住宅を建てるには土地を探す必要があります。
土地には大きく分けて分譲地と宅地があり、前者は住宅建築を前提に開発された土地のことで、後者はその土地に住宅を建築することを行政が認めた土地のことです。
この2つの大きな違いは分譲地は区画整理や水道管などのインフラ整備など既に家を建てるために必要な環境が整っており、宅地は土地の地目を表すにすぎないため購入後に測量や地盤改良、インフラ整備などの必要が生じることがある点です。
つまり分譲地に建築する場合は土地に費用がかかることはありませんが、宅地の場合は購入後に費用負担が発生する可能性があるということです。
その他には隣人との境界線トラブルが生じる心配が無いということもメリットとしてあります。
ただしデメリットもあり建物とセットになっていることが多いことから注文住宅は建てづらい、セットになっていなくても建築条件付きの場合は会社が指定した施工会社の利用が条件となっているため、そうしたときは敷地内の家の面積を変える、建築様式を自由にすることが難しいです。

理想の分譲地を選びたい!まず自分たちが住まいに求める優先順位を整理しておこう!

理想の分譲地を選びたいと考えるのは誰でもごく当たり前の感覚ですが、このためには自分たちが住まいに求める優先順位を整理しておく必要があります。
これはその人の考え方やライフスタイルによっても変わってきますので、どのような人であっても必ず完璧に当てはまる順位というものは存在しません。
確かに、多くの人が重要と考える要素は存在していますから、それを参考にすることはできますが、最終的にはその分譲地を購入する自分たち自身で決める必要があるのです。
要素には様々なものがありますが、通勤の利便性は非常に大きなものの一つでしょう。
他の条件がどれだけ完璧であったとしても、東京の会社に勤めている人が北海道の分譲住宅を買おうとするのは、セカンドハウスか何かでもなければまずあり得ないのは誰でも分かります。
多くの場合、マイホームを手に入れられる気分の高揚感もあって、多少通勤時間が長くなっても耐えられると考えがちですが、いざ住み始めると反対の気持ちになることも多いようです。

不動産サイト?折込チラシ?分譲地の情報収集の方法や確認ポイントを紹介!

都内のマンションなどに住んでいると良く、分譲地やマンションのチラシが自宅のポストにい投函されることがあります。
これらの分譲地の多くは新しく建築するための告知であったり、売り出しを強く求めているオーナー経由で不動産会社からのものだったりです。
情報収集の際に目が付きやすいのはこのようなものや、不動産サイトで掲載されているものですが必ずしもメリットが多いものではありません。
もちろん中古の場合オーナーが高齢化で手放すケースや、引っ越しや新しい住まいを求めているため流通しているケースが多いのは事実です。
ところが中には築年数の古いものをリノベーションしたものがあり、これらはもちろん内装はきれいな一方で老朽化が進んでいるリスクが存在します。
適切に管理すれば100年は持つと言われていて耐震基準も満たしていれば、問題になることは少ないですが人生100年時代を見越したうえで検討することが無難であることは言うまでもありません。

やっぱり自分の目で直接確かめるのがベスト!分譲地の現地でチェックすべきポイントとは?

分譲地を現地で確かめる際のチェックポイントですが、その土地自体というか、それを見ながら確認できる範囲内のことは誰でも多かれ少なかれ気になるに決まっています。
どのような分譲地の雰囲気かとか前面の道路の状況や日当たりといったことが挙げられます。
ですが、決してそれだけに留まるのではなく、自分たちの生活スタイルを考えて、社会生活を送っていく上で支障を感じることや不満に思うことがないかをチェックするのも非常に重要なことです。
例えば通勤や通学のことを考えれば、最寄り駅からの距離や時間は外せないポイントでしょう。
メーカーのパンフレットに書いてある徒歩時間は地図上での単純計算に過ぎず、実際には非常に人通りの少ない道を通ることになっていたり、坂道だったりすることもあって、現実的な徒歩ルートでの所要時間ではなかったりすることもあるからです。
この他、スーパー・銀行・役所・学校といった施設へのアクセスも要確認事項でしょう。

交通の利便性は?学校や病院はある?最適な分譲地を選ぶなら周辺環境もしっかり調べよう!

最適な分譲地を選ぶなら、その土地自体だけに目を向けるのではなくて、周辺環境もしっかりと調べるようにしましょう。
言い換えれば、人間はその分譲地の住宅内でのみ生きていくわけではありませんし、いわゆる近所付き合いだけで生活が完結するわけでもありません。
会社や学校に行ったり買い物に出かけるなど、広く社会一般との関わりが充実していて初めて暮らしやすいと言えるのです。
交通の利便性はこの中でも重要性の高いものになることが多いでしょう。
通勤に鉄道を利用している人であれば、最寄り駅からの所要時間は誰でも気になります。
駅にどの種別の列車が停まるのか、各駅停車だけなのか急行や特急も停まるのか、本数はどれくらいあるのかも外せないポイントです。
これ以外にも、自分のライフスタイルに応じてスーパーなどの商業施設の他、病院・学校・銀行・役所といった施設に、どのようにアクセスできるのかもしっかりと確認しておくことが大事になります。

地元の不動産屋?工務店?それとも住宅メーカー?分譲地探しの相談にふさわしい業者とは?

マイホームを建てると計画した場合、まず始めるのが土地探しです。
土地の情報は公に出ていないものも多数あり、複数の業者を訪問し、情報を得ることが大切になります。
不動産会社で分譲地を探すメリットは、たくさんの土地の情報を持っている点にあります。
まだ公表されていない場所を教えてもらうこともできるほか、自分では気が付かなかった場所を知ることができます。
工務店や住宅メーカーで分譲地を探してもらう場合もできるのですが、その工務店や住宅メーカーで家を建てるのが条件となっていることが多く、あらかじめマイホームのコンセプトを考えておかなくてはなりません。
ですが土地探しと住宅の相談が一カ所でできるので、手間がかからず話し合いもスムーズにいきますし、トータルの費用も計算しやすくなります。
なお土地情報は不動産会社に比べると少なめです。
このようなことから土地勘がない場合は工務店か住宅メーカーに相談するのが良く、ある程度土地勘があり、様々な分譲地を見たい場合は不動産会社の方が適しています。

分譲地の販売業者を調べる方法とそれぞれの特徴

分譲地の販売業者を調べる方法はいくつかあります。
もっとも多くの情報を持っているのは不動産会社であり、分譲を行う会社からの先行情報も入手しています。
そのため、他にはまだ出ていない情報を手に入れることが可能です。
人気のある地域は、良い分譲地が出回るとすぐに買い手が決まってしまいますので、タイミングが大事だと言われています。
しかし、先行して情報を知ることができれば購入を検討する時間もありますので、まずは不動産会社に足を運んで見るのがおすすめです。
最近では不動産ポータルサイトにも豊富な情報が掲載されており、条件を付けて検索できますので、比較的スムーズに見つかります。
新しい情報が分かるようになっていたり、お気に入りに登録すると後からサイトを開いた時にすぐその情報に飛べるようになっていたりと、様々な工夫がなされています。
街中の空き地に分譲予定地として看板が立てられていることもあり、見かけたら直接不動産会社に連絡を入れることが可能です。

分譲地の販売業者探しで活用したい方法とは

分譲地の販売業者探しで活用したい方法は、ハウスメーカーへの依頼です。
ハウスメーカーは家を建てるために契約を結びますが、実は希望を伝えておいて分譲地を探してもらうことも可能です。
先に土地を確保してから家の打ち合わせをしようと考えていても、なかなかお目当ての条件で見つからないことがあります。
一般の人には出回らない情報も、ハウスメーカーでは持っていることがありますし、良さそうな土地が出てきたら買い上げていることもあるようです。
そのため、声を掛けるとスムーズに家を建てたいと思えるような土地が見つかるケースもあります。
他には不動産会社に声を掛けるのも王道の方法です。
持っている情報がとても多いですし、その地域で昔からの付き合いがある人達から売買を依頼されているケースがあるため、掘り出し物と言われるような土地も見つかります。
情報が出てきたらすぐに連絡をもらえるように、何度も足を運んで顔なじみになっておくのがおすすめです。

各種タイプがある分譲地選びは自分に合っているか否かで判断

分譲地とは大きな土地を区画を分けて販売しているところですが、売り方には各種タイプがあって、それぞれに特徴を持っています。
地上に建物が建っていない状態で売られているものと、建物付きで販売されているものがあります。
建物が建っていないタイプのものにも違いがあり、購入者が自由に建築できるタイプと決められた期間内に指定された建設会社に依頼して完成させなければいけないというような条件付きのものがあります。
建てたい住宅に具体的な理想を明確に持っている人は、制限のない分譲地を選ぶと購入後は自由にマイホームの建築に取りかかることができます。
逆に既に建っているものを確認して買った方が安心できるという人は、建売住宅が付いているものを選んだ方がいいでしょう。
現物を確認できないまま契約することに対する不安を感じる必要はなくなります。
ある程度の選択の幅は欲しいけれども一から自分で考えるのは自信がないという場合は、建築に条件が付いている分譲地が向いています。

分譲地の中には建築条件付きの物件もあるので注意

分譲地は、注文住宅の家を建てるときの土地の一つです。
一般的な土地との違いはガス・水道・電気などライフラインが敷地の中まで整備が行われているので、家を建設するときの電気工事やガス工事、そして水道の引き込みなどが不要になるため費用の削減効果も期待ができます。
地盤の検査や改良なども完了しているので、一般的な分譲地なら土地を購入して好みの工務店やハウスメーカーに家の設計を行って貰いすぐに家を建てることができます。
このとき注意しておきたいことは、分譲地の中には建築条件付きになっていることがある点です。
特別施工会社を決めていない、優良業者ならどこでもよい人は問題になりませんが、建築条件付きの場合は施工会社が決まっていて間取りプランなども用意されていることもあります。
一応注文住宅といった形で家づくりはできますが、既に建築プランなどがある程度決まっているので、そのプランの中で家づくりをする形になるため完全オーダーメイドの家を作ることはできません。

分譲地を売却するときの注意点をお話します

分譲地の売却は、適正な価格設定が重要です。
市場価格を調査し、不動産鑑定士による評価を受けることを検討するのが大切。
売る前に土地の権利関係を確認し、抵当権などの担保が設定されていないか確認が必要です。
担保が設定されている場合、金融機関の同意が必要になることがあります。
税金の問題も、重要なポイントです。
利益発生した場合、譲渡所得税が発生する可能性があります。
税金の計算方法や支払い時期を確認し、必要に応じて税理士に相談することをお勧めします。
契約を締結する際には契約書の内容をよく確認し、理解した上で署名・捺印を行います。
に引渡し条件・支払い条件・契約解除条件など、トラブルの元となる項目に注意が必要です。
アフターフォローも、重要です。
分譲地の購入者からの問い合わせには迅速かつ丁寧に対応し、必要に応じて書類の提供などを行いましょう。
関連法規も事前に確認し、不動産取引に精通した専門家のアドバイスを活用してください。

著者:奧山藍子

筆者プロフィール

岡山県岡山市生まれ。
不動産関係の会社に営業として勤務。
今回は分譲地についてまとめた記事を書きました。
岡山の分譲地